2020 年 1 月 14 日 に Windows 7 の延長サポートが終了します

 マイクロソフトの製品サポートは、製品発売後、最低 5 年間のメインストリーム サポートと、最低 5 年間の延長サポート (合計最低 10 年間) が提供されます。サポートが終了することで、セキュリティ更新プログラムの提供や、仕様変更、新機能のリクエストなどがマイクロソフトより受けられなくなります。すでに 2017 年 4 月 11 日 Windows Vista のサポートが終了しており、2020 年 1 月 14 日 には、Windows 7 の延長サポート期間も終了。セキュリティ更新プログラムや有償サポートを含むすべてのサポートが受けられなくなります。移行には準備が必要です。サポート終了に早めに備え、最新の Windows 10 環境への移行をご検討ください。

サポートが終了した PC を使い続けることの危険性

 マイクロソフトでは、製品の発売以降に発見されたプログラムの不具合やセキュリティ上の問題点 を修正するため、
セキュリティ更新プログラムを提供しています。ウイルスなどの悪質なプログラムは、こうした問題点利用するため、コンピューターを安全にお使いいただくには、セキュリティ更新プログラムを定期的に適用することが重要です。マイクロソフトの延長サポートが終了すると、このセキュリティ更新プログラムの提供が行われなくなり、セキュリティ上、たいへん危険な状態になります。できる限りサポート期限に余裕のある、最新の PC を使うようにしてください。

Q:ウイルス対策ソフトやUTM機器、ファイヤウォール機器を導入しているのでサポートが終了しても関係ないですよね?
A:ウイルスの対策ソフト・機器には、OSの脆弱性を修正する機能はありません。ウイルス対策ソフトやUTM機器・ファイヤウォール機器では危険を回避する事はできません。

十分な準備と余裕をもって最新環境に移行しましょう

 お使いの PC を最新環境へ移行する際、データのバックアップやソフトウェアの移行、周辺機器の互換性の確認など、十分に準備をして、移行をしなければ業務に支障をきたしてしまうかもしれません。また、2019年10月より消費税が10%に増税となります。駆け込み購入が予想され、サポート終了までに移行が完了できなくなる可能性がございます。今後訪れるサポート終了に備え、より快適に PC をご活用いただくためにも、計画的にWindows 10 への移行をご検討ください。

Q:消費税10%増税前の9月に購入すれば間に合いますか?
A:現在、パソコンの納期は部品供給の変動により長期化しております。また、増税前の駆け込み購入で納期がさらに伸びる可能性がございます。年頭より計画的に入替のスケジュールをご検討下さい。

移行時に予想される問題

  • 業務ソフトの互換性の問題
    業務ソフト(会計・販売管理・給与・医療請求・レセプト・電子カルテ・CAD・グラフィックスなど)Windows10に対応しているか事前に確認し、保守契約でアップグレードを保証しているかも合わせて確認しておきましょう。
  • ソフトウェアの互換性と再インストール
    必要なソフトウェアのインストール作業や、データ移行、Windows10への対応状況の確認が必要です。対応していない場合は購入する必要があります。
  • データの移行作業
    Excel・Word・PowerPoint・写真・住所録・音楽・映像・お気に入りなど
  • メールやアドレスの移行
    メールアカウント・送受信データ・アドレス帳などの移行が必要になります。また、プロバイダーの契約書類の確認をお願いいたします。
  • プリンターや複合機などの周辺機器との互換性
    周辺機器がWindows10に対応していない場合、買換えが必要になるかもしれません。
  • ネットワークの接続
    無線LAN接続や会社へのリモート接続・VPN接続・ダイヤルアップなど接続設定が必要になるかもしれません。
  • その他
    電子証明書や電子入札設定などの移行や再設定が必要になるかもしれません。

パソコンネットワーク保守サービスご契約様

 当社でパソコンネットワーク保守サービスをご契約いただいておりますお客様へは、すでに全PCのWindows7サポート終了へ向けての移行計画をご提供できる状態またはご提供しております。

保守契約外のお客様

当社では、パソコンネットワーク保守サービス契約者様へ無償で移行計画をご提供しております。
保守契約外のお客様には、移行に関するパソコン調査や移行計画のご提案を有償で提供しております。
ご相談は下記お問い合わせよりお願いいたします。